アシュタンガヨガとはどんなヨガ?

アシュタンガヨガとはティルマラ・クリシュナマチャリヤ師が基礎を作り、師事していたシュリ・K・パタビジョイス師が1990年代に分かりやすくしたものです。元々はサーンキヤ学派の基本理論でしたが、解脱法を実践するために始められました。

8段階で定義付けされていて、8をサンスクリット語でアシュトと言います。さらにアンガには枝という意味がありアシュタンガヨガは「8本の枝」と解釈できます。現在アメリカではハリウッドセレブを中心にパワーヨガが流行っていますが、これはアシュタンガヨガが由来とされています。

特徴的なのは運動量が非常に多いことです。

聖地のマイソールではたくさんのヨギーとヨギーニが汗をかきながら行っています。

呼吸と動きを連動させるエネルギッシュな運動を日常的に練習することで、集中力がアップして瞑想状態も深くなります。太陽礼拝や立位のアサナ、フィニッシングなどのアサナの順番があり、この流れを守ると体の中から熱が発生します。それぞれの運動を途切れさせることなく速いテンポを保つ必要があるので、運動量が激しいと感じます。

動きと連動させる呼吸法はウジャイの呼吸法といい、まず口を閉じた状態で鼻からゆっくり息を吸います。胸を大きく膨らませるというイメージで、できるだけたくさんの空気を取り込みます。そして鼻から吐き出すというやり方です。胸式呼吸であり息が通る時に喉に音を出させるように意識すると呼吸をコントロールしやすいです。

集中力を高めるために動きごとに向ける姿勢も決まっています。

意識を様々な場所に向けてしまう人は鼻先を見つめると上手くいきます。下腹部を背中に引っ付けるように腹筋に力を入れ、括約筋もキュッと締めると体内のエネルギーもコントロールできます。

アシュタンガヨガはダイエットのために運動を頑張りたい人に適しており、精神面ではリラックス効果よりも集中力アップを重視すると良いです。たくさんの汗をかくので、一通り終えた後の爽快感を楽しめます。汗をかくことは体の老廃物を排出させることになるので、美容にも良いです。

腹筋に力をきちんと入れればそれだけでシェイプアップが期待できます。

資格がなくてもインストラクターになることは可能ですが、基本的には経験者が専門の講座を受けてからレッスンを行います。

日本には専門のインストラクターがあまりいませんが、基本的な流派なので世界的に需要が高いです。特にアメリカやヨーロッパではメジャーです。

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