アイアンガーヨガとはどんなヨガ?

アイアンガーヨガの歴史としては、インドで解剖学などをもとにして考案されました。現代のさまざまな流派に影響を与えているヨガだといわれています。その当時は精神的な鍛錬として、強く提唱されていましたが、精神の世界を形にして伝えていくことは非常に難しいことでした。

そこでインドの男性により、従来から修行としてもちいられていた木や岩などの自然の道具に着目して、解剖学や心理学のように、現在の事実と合わせて体の動きを分析して、分かりやすく体系化したのです。

アイアンガーヨガは、だれもが無理なく取り組むことができ、最大限の効果が得られるものとして現代にうけつがれてきています。

アイアンガーヨガは資格を必要とすることもなく、大きな特徴としては、ポーズを補助するための道具を使うということです。

最初から正確なポーズをとれる人はなかなかいません。そのため道具を使って補助をすることで、だんだんと骨格や筋肉を正確なポーズが取れるように整えていくのです。

これにより身体能力も高まり、最大限の体勢をとれるようになります。使用する道具としてはブロックやベルトなどが主に使われています。

そしてポーズを丁寧に行うという特徴もあります。体の動きを丁寧に確認しながら、理想とするポーズに近づけていきます。

ほかの流派のポーズに比べても、ポーズをとる時間が非常に長く、ほんの少しの動きをよく観察することにより、体内で起こっていることを内観します。

アイアンガーヨガを取り組むことによって期待できる効果としては、まずは柔軟性の向上が挙げられます。柔軟性は人により大きな差がありますが、現代社会では体の各部位の可動域を十分に使うことはなかなか難しくなってきています。

そのため体がかたくなり、動きも制限されることになるでしょう。継続する中で、道具などを使いながら、自分の最大限の可動域を経験することができ、更なる可動域の広がりにつなげることができます。

そして呼吸がしやすくなるというメリットもあります。

ゆっくりと深い呼吸をおこなうので、自律神経のバランスも整い、疲労やストレスのたまった心身をほぐす効果が期待できます。

道具を活用することによって、体の負荷を軽減することができ、より深い呼吸をすることができるでしょう。これによりリラクゼーション効果も高まります。

さらに姿勢の改善やゆがみの矯正効果など、健康面や美容面、精神面に大きな影響を与えることとなるでしょう。

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