親子ヨガとはどんなヨガ？

ヨガは古代から伝わるインドの宗教的行法で独特の呼吸法とともにポーズをとることで、全身を伸ばし、リラックスすることが出来ます。親子ヨガはこの基本的なスタイルを。親子でペアになって一緒に行うものです。

親子でゆるやかなポーズを行うことで、コミュニケーションをとることができるほか情緒を安定させることが出来ます。

気持ちの安定は子どもにとって周りの人を信頼したり、思いやりといった心を芽生えさせるだけでなく、社会性が育つと言われています。また集中力が高まる、姿勢が良くなる、運動機能の発達が促すことも出来ます。

一方、親は子どもと触れ合いながらヨガをおこなうことで気分をリラックスさせることができるだけでなく、運動不足や美容にも効果的です。ふたりで同じ動きをするので、一体感を味わうことも出来ます。

このヨガは、赤ちゃんなら首がすわった生後3か月ごろから始めることが出来ます。最初は親だけがポーズをとる内容が多いですが、成長すると赤ちゃんができる動きを取り入れるものが増えてきます。更に言葉が理解できるほど成長すれば、隣で同じポーズを真似してくれようになるので、絆が深まります。
おすすめとされているのは、船のポーズです。赤ちゃんと一緒に楽しめるポーズで、腹筋や腰の背筋を鍛えることができるほか、ヒップの引き締め効果もあります。便秘や全身の疲れにも有効です。

また背骨を伸ばして、固まった背中の凝りを伸ばしてくれるポーズも体の倦怠感や肩こりを緩和する効果があります。子供と一緒にポーズをとるときは、四つん這いの姿勢のまま歩いてみると良いでしょう。

このヨガは資格や経験がなくても自宅で気軽に楽しむことができ、教室も盛んに開かれています。行う時に大切なのはきちんとポーズをとることではなく、呼吸を整えて一緒に楽しく体を動かすことです。

とくに育児や家事に疲れを感じたときなどにおすすめなヨガと言えます。子どもと一緒に取り組むことで心に余裕が生まれ、気分転換につながります。