ヨガの歴史や発祥については意外と知られていないのが事実です。
ヨガが生まれたのは諸説ありますが、インドのインダス文明であるという説が濃厚です。
インダス文明で生まれたと言うことは、おおよそ4000年から5000年前から親しまれていることになります。実際にインダス文明の都市遺跡である「モヘンジョ・ダロ」からヨガのポーズを模った陶器製の像が発掘されています。
他にも、瞑想する神像も発見されていることから、インダス文明で盛んに行われていたことが証明できます。
現在のようなポーズを駆使したヨガが完成したのは5世紀になってからのことです。ヨーガスートラと呼ばれる思想が文献に記載されていることから発覚しました。
身体の健康のためよりも、精神の健康のために行う人が多かったことも文献には書かれています。
確かに、様々なポーズで呼吸を整えて行うことで気持ちが落ち着くので、精神的に良いというのは間違いないです。
そしてインドで流行したヨガは大同元年である806年に空海によって唐の国から伝わりました。この頃のヨガも精神を集中したり落ち着かせたりすることに利用されていました。
それは「瑜伽」と言われ、瞑想や修行にも使われていました。
そして、1919年に中村天風が病を克服するためにヨガを修行に使いました。この修行法は「心身統一法」と言われました。1951年には第二次世界大戦後に宗教や医学を学んだ沖正弘が、日本でヨガがブームになる火付け役になりました。 それまでは瞑想が中心で精神を平和に保つために利用されていたのが、健康と美容のためのフィットネスとして流行しました。フィットネス業界で流行になったことで女性からの人気が高まりました。 現在では専門雑誌が発刊されていたり、デトックス効果などの美容や健康目的のフィットネスクラブが設立されたりするほどメジャーなものになっています。
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