ヨガはもともとインドで出来上がったものですが、その魅力的なスタイルから、現在の日本にも入ってきています。日本人の中にもヨガを専門的にやっている人は少なくありません。特に美容に良いことで知られているため、若い女性をはじめとして多くの女性に愛されています。
その中で注目されているものの一つは、カルマヨーガです。
仏教などを勉強しているとカルマといった言葉を聞くことも少なくないでしょう。カルマとは、人間のあらゆる行動を意味します。体を動かす意味での行動もそうですが、思考なども含めてすべてをカルマと呼びます。
人間のすべての行動は、原因があり、結果があります。つまり行動の原因が悪いものであれば結果も悪いものにつながることになるでしょう。
そうだとすれば、行動を起こすきっかけを良いものにしていけば、結果も良くなると考えられます。
この発祥はインドになりますが、最初からカルマヨーガがあったわけではありません。さまざまに発生したうちの一つがカルマヨーガになります。
このヨーガのやり方やポイントは、まず今を受けとめることから始めます。今現在自分にとってよい行いとは何かを考えながら行動していくと良いでしょう。
この時に重要になるのは、自分の利益を得たいなどと利己的に考えないことです。
もちろん利己的に考えるのが人間ですが、極力自分中心の考え方を捨てて行き、人をどのようにしたら喜ばせるか、どのようにしたら人が助かるかといったところから考えていかなければなりません。
そのために今ある自分自身の気持ちを確認することです。気持ちをよく確かめることで、普段から自分はどのように考えているのかはわかります。
自分自身の行動を改めたいと考えている人に向いています。自分自身の考え方をよく知ることができれば、その中に必ず利己的な気持が生じますが、少しずつそれを利己的な気持を改める練習をしていきましょう。
ここからわかるようにカルマヨーガは、地面に坐って足を組んでするものではありません。人間とは何のために生きているかをよく確認し、普段からよい行いを行っていれば、それがカルマヨーガをしていることになります。
これを教えるためには、民間の資格は必要になりますが、絶対に資格がなければ教えられないわけではありません。
中には無資格で教えている人もいます。ただ、習う側からすれば、先生自身に何か資格があった方がよいでしょう。資格に頼らず自分の言葉の力だけで多くの人を魅了するのであれば、特に何も持ってなくても大丈夫です。
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