エステティシャンという仕事を志した時に、
どんなイメージを持ってそう考えたかを忘れないようにしてください。
そのイメージは、きっとこれから先もずっとエステティシャンとして
仕事をする際に役立つことだからです。
そのイメージとは、つまりエステティシャンが持つべき心構えです。
エステティシャンの裏側は決して美しいだけではない
女性をより美しくするプロフェッショナルでもあるエステティシャンは、
まず自らが外見だけでなく立ち居振舞いから美の体現者でなくてはいけません。
その上で一歩外の世界からサロンに足を踏み入れれば、
まったく違う自らの美しさを追求する世界へ入り込めるようなお店の空間づくりにも、
長けていなければならないのです。
難しいですが、やりがいのある世界です。
エステティシャンは技術だけではないことを知る
エステティシャンという仕事は、ただ自分の手でフェイシャルマッサージや
ボディマッサージをして他者の身体を美しくすることができればそれで良い、
というわけではありません。
そもそも自分の中のコンプレックスは、
どうしてもそのままでは我慢できない部分があるからこそ、
決して安くない料金を支払ってお客さんはエステサロンへ来店されるのです。
経験を積んで技術を高めることは努力次第でできることですが、
それ以上に大切なことがあることを知っておくべきでしょう。
「体重を減らしたい」「ボディを引き締めたい」「アンチエイジングをしたい」そこには、
様々なあまり誰にも話したくはない要望を抱えている人がいて、
エステティシャンはその要望を少しずつでも叶えてあげられる仕事なのです。
そのためどんなに高いエステの技術を持っていても、
お客さんから「この人に施術してもらっても信頼して受けられない」などと思われては、
エステティシャン失格といえます。
エステティシャンの心構えとして最も大切なことは、
お客さんとどれだけきちんとコミュニケーションがとれているか、となります。