クリパルヨガとは、インドのクリパルという人物によって創設された流派の一つです。
この人物の弟子が指導を行うことにより、その後あらゆる流派のヨガや精神世界のパイオニアの手法を積極的に取り入れるなどして、現代社会でも広く応用できるように改善され、注目を集めるようになりました。
現在ではアメリカにあるクリパルセンターにより、この研究がすすめられています。
クリパルヨガの大きな特徴としては、プロセスを三つのステージに分類していることです。
各ステージごとに体、心、精神の三つの領域に働きかけることによって、心身のバランスを整えていくことにつながります。
クリパルヨガで大切にしていることは、一人ひとりが自分の力で学んで成長していくということです。そのため個人の状態に合わせたポーズを取りながら、自分の内面でおこっていることに気付き、それを受け入れるというプロセスをとっています。
その特徴から、様々な効果が期待できるといわれています。
まず一つ目は瞑想による集中力の強化です。丁寧にポーズをとっていく中で、同時に瞑想を得ていきます。
継続していく中で、体を自分の思うように動かせるようになり、ポーズをとりながら動きの瞑想状態を体験できるといわれています。
そして自分の軸を整える効果もあります。
自分の心と体の動きが最大限に尊重され、受け身だけでインストラクションを受けるのではなく、ポーズを取りながら、そして瞑想感覚を手に入れながら、自分の内面をしっかりと観察し、そこから湧いてくる意欲や感情に対して向き合います。
それを行動につなげていくということです。
慣れてくると、自分で独自のポーズを進めていくこともできるでしょう。
自分の軸を整えることにより、自主性が引き出されていくといえます。3段階を通じて、心も体もその準備を整えることができます。そして三つ目に、内観でのヒーリング効果があげられます。
ゆっくりと自分のポーズをとることによって、感情の変化や体内の変化を、自分自身で見つめることができます。
さらには動きが規制されることはないので、その時の自分の感情や体調によって、体を正直に反応させることができます。
良い状態でも悪い状態でも、ありのままを認識して答えていくことになり、それが大きなヒーリング効果や美容効果となります。これらのことが、心や体にとってどれだけ大切かということを、実感できるヨガであるといえるでしょう。
200時間、もしくは300時間の教師トレーニングを終了することで、公認資格を取得することが可能です。
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